『六人の嘘つきな大学生』を読んだ感想

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朝倉秋成著、『六人の嘘つきな大学生』を読みました。ミステリー小説はあまり読まないのですが、これは『気になる!』と思い購入。

文庫本が出るまで待ちたかったのですが、すぐに読みたくて買ってしまいました。

ネタバレになるので内容には触れませんが、めちゃめちゃおもしろかった!

ミステリー小説初心者の私でも読みやすかったし、スラスラ読めました。むしろ続きが気になりすぎて2日ほどで読破。

犯人も最後の方までわからずに進む展開がまた良かったです。序盤でわかるものもありますが、私は最後の最後までわからないほうが楽しめる気がしています。

このお話は就活生6人のお話ですが、人って表面だけではわからない。そして、その人の悪いところがあっても、その本当のところの深い部分は見えてこない。

人は完全ではなく、良い部分もあれば悪い部分もある。

とくに就活や様々な競争をしないとならない世界では、自分をいかによく見せるかが大切で、面談・面接のその瞬間でしか判断されない。

それぞれの『告発』がありましたが、後半まで読み進めるとそれにはその時に明かされなかった隠された部分がみえてくる。

本当の悪者もいなければ、完全な人もいない。

人間の汚さや、切羽詰まった時に出る本性が垣間見れる作品でした。

また、就活で採用する側のお話もあり、結局は短い時間で見抜くことは不可能と言っていた。

就活中の方や経験がある方も楽しく読めるかもしれません。

私は就活経験がなくて…

物語の序盤と終盤で『月の話』もでてきるのですが、それもなかなかの良い話で。

あぁミステリー小説ってこんな感じなのかー。これはハマるなぁと感じた作品でした。

ドラマや映画化されたらまた面白そうですね!!

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