読書感想『カルト宗教信じてました』を読んで思ったこと 

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『カルト宗教信じていました』を読みました。

この本の著者のたもさんは、10歳の時に母親に連れられてカルト宗教に入信。進学や夢、友人関係など、多くのものを宗教による制限のために諦めてきたが、息子の病をきっかけにカルト宗教への違和感を強め35歳の時に脱退。という経験があります。

母親がカルト宗教に入信し、その後ご自身も。

カルト宗教に私も身近な人が入信しています。

宗教は自由ですので、何を信じる・信じないというのは個々の好きでいいと思っています。

たもさんの本で書かれているのは『エホバの証人』というカルト宗教です。輸血ができない宗教、家を訪問してくる宗教、というばピンとくるかもしれません。

この宗教のことが『カルト宗教信じていました』の中にはわかりやすく書かれています。

闇だと思う。2世も多いこの宗教。本当に闇。

※身近な人が入信しているので私も集まりに参加したことがある・交流したこともあるので少し詳しいかもしれません。宗教自体を否定するつもりもなく個々の自由だとは思っています。

エホバの証人とは?

エホバの証人とは、キリスト教系の宗教ですが、本人たちは『宗教』という響きがあまり好きでないように感じます。

1870年代にチャールズ・ティーズ・ラッセルにより設立。聖書の研究を行っている組織です。団体の正式名は”ものみの塔聖書冊子協会”で、日本支部は神奈川県海老名市にあります。

エホバの証人公式サイトによると信者の数は約868万人だそうです。様々な国・地域に信者がいます。

神はエホバ、神の子がイエス・キリスト、悪魔はサタン、この世が滅びるハルマゲドンが来ると言われており、エホバの証人は生き残り永遠の命のある楽園に行けると言われています。

エホバの証人の特徴 

禁止事項が多すぎる

とにかく禁止事項の多い宗教がエホバの証人です。これに入信していたら人生楽しめないのでは?まぁそれも個人の自由なのですが、私なら『つまらない』と感じてしまうかもしれません。

輸血禁止、格闘技禁止(柔道・剣道・空手など)、喫煙、ギャンブル、誕生日、クリスマス、恋愛は結婚前提、エホバの証人以外の人との恋愛、乾杯、葬式、政治的な活動、不倫以外での離婚などなど

細かいものをいれたらもっとあるでしょう。

恋愛経験なく結婚というのもちょっと厳しいな。遊びたい!と思わないのだろうか。大人になって入信したならいいとして、2世とかは恋愛の楽しさもしらずに結婚になるんですかね。私には無理です。

中でも大変だなと思うのは輸血禁止、不倫以外での離婚ですね。

輸血は言うまでもなく命に関わることなので。不倫以外の離婚もDVやモラハラでもだめということなのでしょうか。厳しいなー。

家を訪問してくる

エホバの証人の特徴といえばピンポーンと家にくること(奉仕活動)。男性はスーツ・女性はきれいなスカートの格好で2人組の人が家の前にたっています。

瞬殺で私は断りますが、たしか訪問を拒否することもできるんだとか?『訪問拒否リスト』というのがあるらしいので、『訪問拒否します』『もう来ないでもらえますか?』ときちんと伝えるといいでしょう。

私も次は伝えてみようと思います。

なぜ入信するの?洗脳される人・されない人

エホバの証人になぜ入信するのでしょうか。ほとんどの人がピンポーンの訪問で興味を示す人が多いのでしょうか。

弱っているとき・なにかに悩んでいるときに人が訪問してくて優しく話を聞いてくれたなら心が動くのかもしれません。

『カルト宗教信じていました』の著者のお母さんは知人のお話しで『全部聖書に答えがあるよ』という言葉に心が動いたようでした。

エホバの証人の方って見た目も清楚できちんとしているし、ニコニコしているので弱っている心には刺さるのかもしれませんね。そして洗脳されていくのだろう。

2世の多いエホバの証人ですが、ガッツリその道をたどる子・たどらない子もいるように感じています。親に従順でいるような教えがありますが、どこかしらのタイミングで『ん?』『なんかおかしくない?』と感じるんでしょうかね。

私も小さい頃エホバの証人の話を知人から聞いていましたがハマることはありませんでした。

『永遠の命』をウリにしているように思いましたが(違ったらすみません^^;)『命は限りあるから今を全力で生きるのでは?』と考えてしまった私。

永遠の命が保証されてしまったら、人生つまらないんじゃないかなーと思ってしまいました。

たとえ洗脳されたのしても、それを幸せに感じて楽しい日々ならいいんでしょうね。信じるものは救われるので♪

『カルト宗教信じてました』の感想

リアルな感じに描かれていてすごくわかりやすいなと思いました。(リアルなのかは内部の人間じゃないので本当のところは謎ですが)

お母さんの入信・お父さんの反対・著者の入信(母に無理無理?)・旦那さんとの結婚・子どもの病気。

著者はお子さんが病気になり『輸血が必要』と言われたときにすごく悩まれていました。

結果的に最後宗教に疑問を感じて集まりにいかなくなるのですが、『最後にもう1回行ってから決める』ということをしたのはいいなと感じました。

どっぷり浸かっているときには感じなかった疑問・違和感。『この人達、目が笑っていない』と思ったところ。子どもへのムチ。

洗脳ってなんなんだろう。宗教ってなんなんだろう。信じる信じないはいいけど、家族を巻き込むのはよくないなぁとは思うんですよね。

けど、なにか信じるものがあるというのは幸せなのかな。と思ったりもしました。

『カルト宗教信じてました。』

『カルト宗教やまめした。』

どちらも漫画なのでとても読みやすいです!

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